現状を整理確認する

売掛金の未回収が発生する理由として、どうしても取引先の未払いを真っ先に挙げる傾向が見られますが、請求額を誤って伝えていた、更には請求自体を起こしていなかったなど、
自身側のケアレスミスが原因というケースも見られます。日々新たな売掛取引が発生し続ける中、人為的ミスから自社内で異なる数字上の認識が生じ、このズレが未回収という形に反映されてしまう流れです。こうした状況下で十分な確認作業を為さぬまま、いきなり相手方へ督促してしまえば、自ずと心象的なマイナスが否めません。

売掛金未回収への対応に際しては、先ずは十分な確認作業が不可欠であり、弁護士への相談を視野に入れ、現状を整理する中でその事実が発覚する展開もゼロではありません。問題解決には真実を全て弁護士に伝え、間違いなく現状を確認して貰う作業からの着手が欠かせません。実際に相談に臨むに際しては、数字面を含む現状とそこに至るまでの経緯、その他想定される弁護士からの質問に対する回答の準備が求められます。弁護士が売掛回収に腰を上げるとなれば、売掛金回収と引き換えにその後の取引が終了してしまっても止むを得ないとの決断も必要です。無意味に放置は出来ませんが、自社として最悪取引先を失うリスクも含め、総合的な判断に努めねばなりません。